5月12日からアートコンプレックスセンターで開催される3人展「VIVID」に参加いたします。参加作家は、私、有村佳奈、そして越智俊介さん、オマタアヤノさんです。

緊急事態宣言が延長されたことにより、ギャラリーも6月1日までは休館が延長されたので、この展覧会もオンラインのみでの開催となりました。ギャラリーのオンラインサイトで販売され、また展示の様子がyoutubeやtwitter、instagramのsns上で作品紹介されます。私も実際には足を運んでもらえない分なんとかオンライン上で発表していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

<VIVID 公式サイト>
http://www.gallerycomplex.com/schedule/ACT203/vivid.html

 

 

今回の作品について

会場に足を運んでもらえない分、こちらのホームページで作品解説を少しずつしていきたいと思います。


突如、自粛生活が始まった。
行けない場所が増えた。心は混乱するばかり。
毎年楽しみしていた花見も散歩がてらチラっと見る。
それだけでも癒される。
けれど足りない。全然足りないのだ。
「盛大に花見できないなら、絵に描こう」と、
狂ったようにたくさんの花を描くことにした。
混乱している心を、色鮮やかに描くことにした。
絵を描くことで、自分のバランスをとっているのだと思う。


これが今回の全体の作品に関するコンセプトである。4月に制作スタートしたことと、vividという総タイトルを知った時に、このテーマが自然と決まった。今年の2月以降言葉にすることが非常に難しい複雑な感情に包まれることになったけれど、私には幸い絵を描く手段があったので、ありがたかった。

 


タイトル|こんがらガール
制作年|2020年
サイズ|410×318mm
キャンバス・アクリル絵の具

 

この赤い作品は、まさに混乱している自分、そしてどこか冷静な自分の両方を描いている。人物の距離感は世に言う「ソーシャルディスタンス的な」ものもちょっと意識してみたり。日々「混乱と冷静の間」を行ったりきたりしながら絵を描いていた。タイトルは、描いていた時に「Charisma.com」のアルバムを聴いていて、その中に”こんがらガール”という楽曲があったので、まさに今の私にふさわしい!!!と思ってそこから引用した。

 

 


タイトル|散歩道
制作年|2020年
サイズ|410×318mm
キャンバス・アクリル絵の具

 

自粛の生活の中で、散歩することがとてもリラックスできる活動の一つとなった。子供ができたことで、日課にしていた散歩が1日の中でこんなにも大事なポジションになるとは思わなかったのだ。付き添い程度に感じていたことが、癒しにもなるとは。そして何より、この散歩で見る桜、そして公園のお花に癒された。

 

 

購入サイトはこちら

 

【オンライン展覧会】VIVIDについて その2に続く……。