千早茜さんの『正しい女たち』(文春文庫)の装画を担当しました。
デザインは大久保明子さんです。

「不倫に悩む親友にわたしがしたこと(温室の友情)、同じマンションに住む女に惹きつけられる男(偽物のセックス)、残り少ない日を過ごす夫婦の姿(幸福な離婚)ーー。偏見や差別、セックス、結婚、プライド、老いなど、口にせずとも誰もが気になる最大の関心ごとを正しさをモチーフに鮮やかに描く短編集。」

というお話です。
発売日は5月7日です。

帯ありはこちら

 

 

原画はこちら。

絵のタイトルは「マナーモード」。
2017年の個展「いつかきっと夢から覚めてしまうね。」で発表した1枚でした。

この作品は小学校の頃からの友達が迎えてくれた1枚でしたが、時を経て「女たち」を題材にした千早茜さんが作品の表紙になることに不思議な縁を感じました。「正しい女たち」の最初に「温室の友情」と言うタイトルのお話がありますが、中学生の時の友の昔と今の描写があり、私自身も色んな「女たち」の昔と今に想いを馳せました。

本を読むと、自分自身が出会ってきた人のことも同時に思い出すのが楽しいですね。

 

千早茜さま、大久保明子さま、文春文庫の担当者さま、
素敵な本に携わらせていただきありがとうございました!

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