宮西真冬さんの『友達未遂』の装画を担当しました。
講談社文庫から10月15日発売です。
デザインは坂野公一(welle design)さんです。

「これでみんな、共犯者ね」

秘密を抱える4人の少女。
その仮面がはがれる時、
校舎で事件は起きる――。

書評家、書店員、各紙誌が大絶賛した
一気読み必至のサスペンス、ついに文庫化!

親に捨てられ居場所を失った茜は街から離れた山奥の全寮制の女子校へ入学した。桜子、千尋、真琴の3人のルームメイトと共同生活をする中で、肖像画の破壊など不審な事件に巻き込まれる。浮かび上がる4人の深刻な問題。そして、嫉妬、憧れ、トラウマ、怒り。それらが交錯するとき、事態は思わぬ方向へ……。」

 

こちらが帯ありです。

ありがたいことに宮西真冬さんの文庫は「誰かが見ている」「首の鎖」に引き続き、今回で3冊目となりました。それぞれ表紙の雰囲気が違うので、ぜひ並べて観賞して欲しいです(^ ^)
今回も描き下ろしです。

 

作中に登場する女の子4人を描いています。
作品を読んだときにカモフラージュ展に出展する絵の雰囲気に合いそうだったので、その絵を元に「友達未遂」用にブラッシュアップさせました。元の絵、そして今回の装画の絵、2枚を並べると、季節ごとに変化していく女の子たちのようにも感じますよ。

お話自体、不安定な年頃の女の子たちの心情が変化していく様が描かれています。私はドキドキ、オロオロ、ドロドロ、読んでいて感情がジェットコースターのように揺れ動きました。
ぜひ!!!可愛く、そして怖い、でも可愛いですよ!!!

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