Landscapes 東京展のすすめ

先週の3月2日からスタートしたLandscapes 東京展。
月曜・火曜はギャラリーはお休みとなっておりますが展覧会が中休みということで、Landscapes展のおすすめポイントをご紹介したいと思います。

 

(1)窓からみる3人の視点


3人(有村佳奈・植田陽貴・田中梢)のそれぞれの景色を、窓のようにみたてたスクエアの作品を3作品ずつ集めてバラバラに配置させています。大阪展でも同様に展示していましたが、今回は、作品の配置が変わっていたり、作家によって絵が変わっていたりもします。この展示は打ち合せの段階で皆で相当悩んで決めました。せっかく3人で展示することの「象徴的な」意味合いを持たせたかったのです。

この展示方法のイメージのもとは、現在森美術館で開催されているレアンドロ・エルリッヒ展でみた「眺め」から着想を得ました。

レアンドロ・エルリッヒのこの作品はビデオインスタレーションですが、ブラインドを覗くと向こう側にあるマンションの様子がみえるというものですが、それぞれの部屋の様子はバラバラだけど、まとまってみえる。これなら、私たちの作品でもキャンパスを統一することさえすれば、できるんではないか?と考えました。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/LeandroErlich2017/

結果、作風はバラバラだけどまとまって魅せる、ということに成功したと思います。(^ ^)大阪展ともまた変化があって面白いです。

 
 

(2)夜のLandscape

私が今回集中的に描いた”Landscapes”は夜の風景です。

いつも見えている風景が、「夜の街にたたずむ人」「照明の光」「暗闇」の効果なのか、幻想的な見え方になります。「Landscapes展を開催します」と言われたときに描きたい題材として浮かび上がりました。夜の風景を描く場合「照明の光をどのように演出するか?」によって絵の世界観は大きく変わります。私は絵の世界にファンタジックな要素を入れたいと常に思っているので、この「照明」こそがファンタジックさの演出のひとつとなります。
「私とあなたと交差点」は、“夜のときめき”を描いている作品です。振り向いた「彼女」に、交差点でドキドキする。どこに向かおうか、ドキドキする。そんな模様なので、、、私の大好きなときめき代表色のピンク・パープルを照明の部分に多く登場させました。
この照明の部分の色味を変化させると、また全く別な印象の絵になりかもしれませんね。

 
 

(3)土曜3時のLandscapes


今回、東京展では大々的に「公開制作イベント」をすることに決めました。
その名も「土曜3時のLandscapes」。大阪展でも在廊中は実施しましたが、より皆さんに伝わるように思案して決まりました!
先週末の土曜日の植田さんと田中さんのイベント「とある表現の実験ルーム」は終了しましたが、とても好評だったみたいです〜(^ ^)私は大阪から様子をTwitterで拝見していて「楽しそうだな。。。。」とちょっと寂しい気持ちで見守っていました(笑)
そう、私は今週末の土曜日です!えっと、人が来るか不安です(笑)みなさんぜひ見にきて下さいね〜〜〜。どんな内容にするかはまた後日発表します!

*公開制作イベント情報*
vol.2 /ハルとウサギの実験ルーム
参加作家:有村佳奈
日時:3月10日(土)
時間:15:00-17:00

 

 


information


Landscapes 東京展
有村佳奈・植田陽貴・田中梢の3名による展示「LANDSCAPES」開催
http://store.ondo-info.net/feature/5565/

期間|3月2日(金)〜3月11日(日)
場所|ondo STAY&XHIBITION
住所|〒135-0024 東京都江東区清澄2丁目6−12
アクセス|半蔵門線「清澄白河駅」から徒歩5分 /都営新宿線「森下駅」から徒歩15分